合唱練習におけるDTMの利用
音楽
中学校 1年
音楽
  授業実践の概要     授業展開1     授業展開2     授業展開3     事例を参考にされる方へ


 

合唱練習におけるDTMの利用
風は今
中学校1年 音楽

 
      

東京都
青梅市立霞台中学校
佐藤 晴美 
1997年、2校時
 
合唱 、パート練習、音量、音色、表現の工夫
 
      
 
    1 パート練習の充実を図る。  
    2 他のパートを意識し、合唱を行う。 
 
    意義という難しい言葉では表現しにくいのだが、生徒にとって難解なことをそう感じさせず、親しみやすくしてくれると考える。 
     
    以前の利用法 
     主に選択授業でコンピュータを導入していた。内容としては創作活動の援助としての活用だ。なぜならば、作曲をするとき自分が作った、または感じた旋律を楽譜に変えることが出来ずに、「やってもだめ」「できない」それで終わらせてしまう生徒が多かった。 
     そこでコンピュータの導入。マウスで音符をクリックして楽譜に並べていくやり方の他に、キーボードによるリアルタイム入力がある。選択授業の生徒の中には、何分音符を自分は表現したいのかなかなかわからないため、自分の弾いたとおりきれいな楽譜としてプリントアウトされるリアルタイム入力を好んでいたものもいる。そして、もう1曲と前向きに取り組んでいた。 
     
    創作活動から合唱練習へ 
     在任校では、音楽の授業時数が2年生で週1.5時間から今年度1.25になり、年々授業時間の確保が難しくなってきている。平成14年度には1年生も年間45時間、2/3年生では35時間となり、一段と厳しい状況がやってくる。その中で行事の精選といわれているものの、節々の行事での合唱は欠かせない。やはり生徒に張り合いや目標を持たせるという意味でも行事への参加は有意義である。 
     
     しかし、その反面、合唱中心の授業になりがちでもある。合唱(歌唱)を楽しみにしている者もいれば、そうでない者もいる。器楽や創作・鑑賞を楽しみにしている生徒も多い。そう考えると授業数が減っても、さまざまな領域を網羅する指導計画が必要となってくる。 
     
     ではどうしたらいいのか?内容を減らすことなく合唱の時間数を減らすこと。生徒が主体的に行う音取り(パート練習)の時間をいかに削減するとともに内容を濃くするため、コンピュータの導入をパート練習に取り入れようと考えたのである。 
     
    コンピュータの利用方法 
     私の理想とする合唱のパート練習は、各パートの一人がオルガンなどを使い、音取りを進めていく方法だ。しかし、それには大きな問題点があった。パート毎に鍵盤楽器をそれなりに弾ける生徒がいないと、その練習は成立できないということ。そうなると教師主導のパート練習となる。男声パートがほとんどの場合それにあてはまる。音程や強弱などはより教師と接する分、他のパートよりも速く上達した。しかし、生徒の自主性は育たず、またリーダーの育成に時間を要する。そこでやむなくテープ練習方式を採用した。生徒の自主性やリーダー性は少しずつ養えるのだが細かい部分がなかなか練習されないという欠点もあった。テープ練習方式になっても女声パートなどはテープでおおよそ確認できたら、自ら進んでキーボードを持ち出し練習に励んでいた。なぜならば、テープでの欠点を克服するためである。2から4小節単位での細かい部分の確認を行うためである。 
     そこで、音楽用ソフトウエアの機能を使ってみた。 
     
    1.小節ごとの繰り返し練習が可能  
    2.各パートごとの音量設定が可能  
    3.各パートごとの音色の変化が可能  
    4.音程を変えることなく速度変化が可能  
    5.楽譜が画面に出て、どの部分か確認が可能  
     
     歌詞が同時に画面に出ているので、音符を読むことが苦手な生徒でもどこを練習しているのか確認できる。また、今まで教師主導で確認していた細かい部分の音程の確認などを含む細かい練習もこのソフトウエアを利用することによって可能となる。従って生徒のリーダー性も更に増し、生徒主体の練習活動が展開されると考えた。 
 
・メディア利用環境
    ハードウエア
    富士通FMTOWNSII
    ソフトウエア
    「ミュージくん2」 ローランド(GS対応MIDI音源含む)
    その他
    本校はコンピュータ教室に40台完備され、生徒一人に一台となっている。しかし、音楽ソフトウエアの場合一台に一枚のソフトウエアや周辺機器が必要なため、一人一台とはせず、逆にコンピュータを2台音楽室に移動して授業を行った。

・非公開


  授業実践の概要     授業展開1     授業展開2     授業展開3     事例を参考にされる方へ