大学との協働研究(ロボット(マインドストーム)の遠隔操作)
専門:工業
高等学校 ―――
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    (図5)PDCAシート
    (図5)PDCAシート
    毎年1月に開催する電子科の課題研究発表会で各課題研究のテーマごとの研究成果を発表する。そこでは各グループの研究への取り組み方やその研究内容について参加者全員から評価を得ることができる。 
     
     また研究していることを着実に成果へ結びつけるために,普段から各自の取り組みに対する自己評価が必要とされる。そこで課題研究のPDCAシートを作成して生徒に毎時の自己評価を行わせた。このPDCAシートの活用で,生徒たちは次に取り組むべき事柄を明確にでき,更にこのシートが研究の履歴となり今までの研究の流れを踏まえ,より高度な課題へチャレンジするための動機付けにもつながった。 
 
    高校生が大学生と直接会って,課題研究の内容について意見交換し,しかも同じ課題で協働研究する機会は少ない。この協働研究について生徒たちより次のような意見が出された。 
     
    ・ 高校生の知識ではできないところを大学生に教わることで先に進むことができた  
    ・ ロボットに関することだけでなく,ネットワークの構築やVisual Basicを使用しての制御などを学ぶことができてよかったと思う  
    ・ 大学生の研究結果を聞いて,マインドストームがロボコンだけでなくスポーツなどいろいろな分野でのロボット制御方法がある等,多様な使い方があることが分かった  
    ・ 大学生は気さくで勉強のことだけでなく大学生活を教えてくれ,自分も進学したいと思った  
     
     これらの意見からも分かるように,大学生との協働研究は知識や技術の面で飛躍的に伸長するだけでなく,大学生との意見交換から得られたアイディアをもとに発展的に研究しようと言う課題解決に向けた動機付けにもよい意味で作用していることが分かる。また,進路にも大きな影響を与えたようだ。 
 
    大学生との協働研究は生徒たちの学習に取り組む態度に大きな効果が得られることが分かった。これを単年度の成果として終了するのではなく,継続的な学習方法として位置づける必要がある。そのためには,大学と協働研究のテーマ設定や交通費等の費用に関すること,および年間スケジュールを前年度中に打ち合わせし解決しておく必要がある。 
     
     また,継続研究するには研究の成果や経験を引き継ぐ必要がある。課題研究は3年生の授業の一環として実施しているため,次年度に引き継ぐことが困難である。課題研究に2年生も参加するカリキュラムの構成が必要になる。 


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